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  神に導かれて

C・Kさん 2020年8月31日

 私が初めて教会へ行くきっかけとなったのは、4歳年上の姉がキリスト教の高校へ通うようになったことでした。キリスト教というものに触れたこともなく、当然何もわからないまま、ただ何となく行ってみようか…というのが始まりでした。何も知らない分、特別抵抗もなく足を運んでいたように思います。聖書の話を聞いても、それが自分と関わりのある事とは思えず、遠い昔のおとぎ話のような感覚で聴いていたのかも知れません。


 小学6年生の1年間は教会に行ったり行かなかったりの生活を続けていました。その後、中学生になり、部活や勉強で忙しくなって、自然と教会から足が遠のき、中学、高校の6年間は殆ど教会に行くことはありませんでした。またキリスト教や神様について考える事もなかったと思います。そんな私が再び教会に導かれるようになったのは、高校卒業後、看護学校に通う事が決まった事でした。卒業後の進路が決まり、希望に溢れているはずなのに、私の中には漠然とした不安がありました。


 それは就職して誰かと結婚して幸せになったとしても、自分はいずれは死んでしまう存在なんだという不安です。そんな思いの中、もう一度教会に行きたいと思うようになり、姉が紹介してくれたのが服部喜望教会でした。6年生の頃とは違い、今度は自分自身の事として神様を求めるようになり、19歳のクリスマスに洗礼を受けました。あれから30年以上もの間、神様を無視して自分の思いで突っ走り、人を傷つけたり苦しめたりすることがありました。

 

 しかし、こんな私をも赦して愛して下さっている神様に祈り、再び歩ませて頂く事の繰り返しでここまでこれたように思います。多くの喜びや試練の中で神様はいつも私の傍らにいて下さり、常に最善の道を備えて下さっていたと思います。


「主は言われる、わたしがあなたがたに対していだいている計画はわたしが知っている。それは災いを与えるようというのではなく、平安を与えようとするものであり、あなたがたに将来を与え、希望を与えようとするものである。その時、あなたがたはわたしに呼ばわり、来て、わたしに祈る。わたしはあなたがたの祈りを聞く。」(エレミヤ29章11~12節)

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